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2016.02.26

残念な記事

この記事 を今日、目にしてビックリしました。
「書くこと」「人に伝えること」を職業にしている人が、こういうこと書くんだ…と。

特に、「筆者を含めた子なし中年の場合は、育児休暇を取得することは一生ない。切実に子どもを欲しながらも子宝に恵まれない夫婦もいる。そんな人もあなたの育休で 抜けた穴を黙って埋めているのだ。海辺で子どもと遊ぶ画像をフェイスブックに載せたり、LINEのプロフィール画像を我が子にしたり、年賀状に家族写真を 使ったりする際は、「誰がどんな気持ちで見るのか」にもっと配慮してほしい。それはあなたの人間関係を長期的に良好に保つことにもつながる。」(記事より引用)というのは、単にこの方の器の問題、というか、人間性の問題というか、、、人の喜びを一緒に喜べないような心の狭い意見を、公の場で、堂々と記事として載せる、その気持ちが分からない。

子育てに関しては、私は日本より断然フランスの方がやりやすいと思っている。

確かに、道は整備されていないし、狭いし、メトロに乗るにも階段が多く、エレベーターが設置されている場所の方が少ない。
そう言うハード面は日本は素晴らしいと思うけれど、マルセイユに来て、ベビーカーに子供を乗せて生活していて、階段の上り下りも、道で人とすれ違う際も、「ベビーカーで周囲に迷惑を掛けた」と感じたことはないし、感じさせられたこともない。

階段を下りていると、必ず近くにいる人が「手伝いましょうか?」と言ってくれるし、ベビーカーを押してメトロに乗ると、「ベビーカーだぞ」と言って、周囲がすすんで場所を空けてくれる。
道で誰かとすれ違っても、必ず避けて通してくれるし、いやな顔をされることはない。

でも、インターネットで日本からの情報を見ていると、赤ちゃん連れのお母さんたちが気を付けなくてはならない、気を遣わなくてはならない、というような記事ばかり。

フランスは出生率が高い。子どもが多ければ、税金の優遇があったり、市バスやメトロが無料だったり、いろいろな特典がある。でもそれだけが出生率上昇の理由ではないと思う。
社会が子供を受け入れてくれているし、子育てをすることに遠慮はいらない。

知らないおじいちゃんやおばあちゃんが、うちの子を見てほほえましそうに笑って下さる。若い子も、道を歩いていると、「綿菓子をあげてもいい?」と声を掛けてくれたりもする。
持ち歩いている飴をくれるおばさんには一日何度も出会う。(日本だと、そう言うのさえ「大丈夫かな?」と疑ってしまうけど)
子供の誕生会の日には、事前にアパートに張り紙をして、「うちの娘の〇歳の誕生会をします。お友達をたくさん呼ぶので、大騒ぎすると思いますが、楽しいお誕生会なので、許してくださいね」というようなお知らせをする。変な人はもちろんたまにいるけれど、それで怒鳴りこんでくる隣人はいない。

日本人がよく働くのは、私もよく知っている。でも、そこでたまったストレスを弱者に向けてるんじゃないのかな?と思ってしまう。
子供は社会の宝なんじゃないのかな?と私は思う。
自分の子供は、私一人が育てているのではない。お友達に影響を受け、先生から学び、周囲からすべてを吸収している。
実際、うちの子たちはフランス語は全部、学校で、先生や友達から学んできている。
社会が子供を受け入れなければ、そう言う大人を見て子供は育つ。

子供のできないご夫婦が、よその子を見てがっくりすることもあるだろう。でも、そうしないように心がけている人もいるだろう。人は人、自分は自分と思い、自分の幸せを見て過ごしている人もいるだろう。
このライターの方が考えるほど、不妊の悩みは単純ではないと私は思う。
そんなデリケートな問題についても、「自分は子供のできない人の気持ちを考えてる」風に書くこの文章にがっかりする。

もしも、これが本当に、日本の子供のいない人の代表する意見なのだとしたら、日本は本当に残念な国になりつつあると、私はとてもとてもとても残念に思う。

******追記

この方の記事のコメント欄を見て、安心しました。大半の方が「この意見はおかしい」と。
あー、良かった。

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